ネットワークビジネスの基礎(6)B-Push

B-push

前回の「ネットワークビジネスの基礎(5)T-up」に続き、今回は「ネットワークビジネスの基礎(6)B-Push」について触れていきたいと思います。

ここまでに触れた内容で、あなたの直系列がデビュー間近かと思います。
そして、あなたが誘ったCさんはビジネスに興味を持ち、これまでの人生を振り返り、「成功できる可能性」を知った事により、これまでに味わった事のない高揚感に浮足立った心理になっている事でしょう。

ただし、一方でただならぬ不安と戦っている事を理解しておいて下さい。
B-Pushで重要なのは、この不安を払拭してあげる事です。
さらに言うと、この後Cさんが出会うであろうネガティブを先回りして解消してあげる必要があります。その布石を打っているかどうかで結果が二つに分かれます。

要はB-Pushが弱いというのは、詰めが甘いという事になりますので。
しっかりと押さえておきましょう。

B-Pushとは

ネーミングからも想像がつくと思いますが、B-pushとはBさんであるあなたがCさんの背中をそっと押してあげる事です。説明を聞いて迷っているCさんの背中をBさんが押してあげる事でビジネスをスタートできるようにお手伝いするわけです。

Cさんの置かれている状況を俯瞰してみて下さい。
これまで想像もしなかった「成功」をイメージするわけです。
そうです、他人事であった「お金と時間と仲間」がある成功した人生が自分事になるかもしれないと期待と不安に押しつぶされそうになっています。
急展開すぎて整理も出来ていないでしょう。

人は疑っているものであっても、魅かれているものについては、それを信じる為の根拠を必要とします。
そんな時に人がどういう思考、行動に陥るか、ここを理解する事が重要です。
ここが理解出来れば、どういう風に背中を押してあげるのがベストか見えてきます。

B-Pushのポイントは、Cさんの心理を理解する事

背中を押してあげる事以上に重要なのが、相手の心理を知る事です。
B-Pushと聞くと、「何を言うか」に意識がいきがちですが、「何を言って欲しいのか」の方が100倍大切です。

では、魅力を感じつつも不安と戦うCさんはどういう事を考えているのでしょうか。

  • すごいのは分かったけど、私でもうまく行くのだろうか。
  • 何だか「ねずみ講」みたいだな。違うとは言ってたけど。。
  • 仮にビジネスを始めるとして、最初に誰を誘おうかな。やってくれるかな。
  • 商品に結構お金がかかるよね。凄い魅力的だけど、不安だな。

まあ、色々ありますよね。
あなた自身もABCの後、サインナップする前感じたはずです。
当然決断の入る度合いや、信じやすい方、疑り深い方、Aさんのトーク力などに左右される部分も大きいですが、その程度とは別に、大なり小なり思う所は限られているはずです。

では、この心理に対してケアするとなると、どういう布石を打つ必要があるのでしょうか。不安な事は避けずに、先に口にしてしまい、相手の心理を狙い通りに着地させてあげる事が重要です。

誘導がなければ、思うがままに迷走し、または人に相談しようとするでしょう。
また、ネットで調べてマイナスを目にする事で「やらない」決断が入るかと思います。
つまり、あなたではない誰か。
素人さんにPushされてしまいます。
恐らく不安を工程しPushしてくれるはずですから、そこから連絡が取れなくなる。
または断られてしまうのではないでしょうか。

では、先にあげた不安に対し、打つべき布石を考えていきましょう。
イメージしやすい様にトーク例を交えて解説していきたいと思います。
B-Pushも深いので、今回は基礎編という点を踏まえ、ABCでビジネスの説明が一通り終わった後のシチュエーションを前提に開設していきますね。

すごいのは分かったけど、私でもうまく行くのだろうか。

これはAさんの口から回答が欲しいところです。

あなたがすべきは何でしょうか。
闇雲に「やばいでしょ!」、「一緒にやろうよ!」なんて背中の押し方は私は反対です。
それよりもCさんへ質問してあげて、不安を口にしてもらう事です。
これがめちゃくちゃ大事です。本当に。

[chat face=”man1″ name=”” align=”left” style=”type1″]どう、すごいでしょ!最初に知った時は私も「知らない」って怖い事だなって思ったんだよね。でも私なんかにやれるの?って不安になったぐらいだから。[/chat]

 

あなたからこんな感じで振ってあげると、Cさんの心理が見える回答が得られるでしょう。

ここからはAさんのトーク例です。

[chat face=”man2″ name=”” align=”right” style=”type1″]このビジネスの可能性はよく理解出来ましたか?
でも、どんなビジネスでも結果の出る人と出ない人がいます。
それは、正しいやり方を知らずに我流でやってしまうからです。
どんなビジネスでもそうですよね。基本が大事。
皆これまで雇われ癖があるから、管理されて仕事をしてるんですよね。
だから、まずは最初に研修でしっかり学んでみて下さい。
〇〇さん(あなた)がアテンドしてくれますから。
だから「何をやるか」も重要だけど、「誰とやるか」が大切なんです。〇〇さん(あなた)のパートナーという事ですから、私も全力でフォローしますよ。[/chat]

 

こんなテイストの話をしてもらうと丁度良いと思います。
このやりとりをするかどうかでCさんの心理は大きく異なります。

何だか「ねずみ講」みたいだな。違うとは言ってたけど。。

これはB-Push問わず、定番のネガティブですよね。
ビジネスの説明でビジネスシステム(収入シュミレーション)をする際に丸と棒で書いた組織図を見せた段階で直観的に「ねずみ講」が連想されますよね。
だから、あえて〇と棒を使わない説明が主流になっています。
でも、これは今後あなたが最も多く戦うであろうマイナスイメージですから、しっかり押さえておきましょう。

あなたからはこんな風に伝えてみましょう。

[chat face=”man1″ name=”” align=”left” style=”type1″]〇〇さん(Cさん)スゴイよね。私なんて理解力がないから何度も同じ説明してもらったもん!かなりウケるんだけど「これねずみ講じゃないですよね」なんて聞いてたからね。」[/chat]

 

ここからはAさんのトーク例です。

[chat face=”man2″ name=”” align=”right” style=”type1″]そうですよね、皆勤めている会社で組織の一員なんだけど、どうしても組織図の説明されると「ねずみ講」が連想されるんですよね。
でも、正しくビジネスを理解する為には、この疑問ってすごい大切だと思うんです。
やっぱり今皆がスタンダートって思っているいわゆる「普通の会社」。でもこの「普通の会社」、「普通」って所が逆に洗脳だと思うんですよ。だって人より結果出しても給料ってそう変わらないじゃないですか。
だからこの仕組みの中にいる以上、自由なライフスタイルって絶対手に入らないですからね。それに気づくのが、変化の第一歩だと思いますから。[/chat]

 

ここから話を広げていけば、Cさんも段階的に腑に落ちていくわけです。
どんどん行きましょう。

仮にビジネスを始めるとして、最初に誰を誘おうかな。やってくれるかな。

Cさんも根拠が揃ってくると、リアルなシュミレーションを始めます。
自分がビジネスを始めて、具体的にどういう行動を取ればいいのか。
すると、親しい誰かの顔が浮かぶんです。
これはビジネスの可能性に対し、確信が強いほど強気になります。
ただし、自分が半信半疑であれば、当然誘った相手もやってくれないとイメージします。
これは「教えてあげなきゃ!」ではなく、「どうやったらやってくれるか」と考えるからです。

では、あなたからのアプローチ例です。

[chat face=”man1″ name=”” align=”left” style=”type1″]〇〇さん(Aさん)、実は最初が一番大事なんですよね![/chat] 以上です。
ここは結果の出ているAさんの言葉でないといけません。
予めAさんと認識合わせしておく事をおすすめします。

ここからはAさんのトーク例です。

[chat face=”man2″ name=”” align=”right” style=”type1″]そうですね。
やっぱりこのビジネスを知ってしまうと、すごい前進したくなるんですよね。
でも、ここでほとんど結果が決まってしまうので、行動より学習が先ですね。これまでサッカーを頑張ってきた人が、いきなり野球で試合に出ても結果出ないですよね。
このビジネスって組織を増やせばいいんだ!って思う方が結構多いんですよね。
確かに結果的にはそうかもしれないんですけど、実は自分が変わる事の方が重要です。
だってお店や会社の経営もそうですけど、従業員をひたすら増やしてもダメですよね。潰れちゃいますからね。
当然提供するサービス、商品を理解する。
接客のノウハウを学ぶ。
ここからです。
これまで固定給で働いていた自分の思考を変えて成長の軸足を移す。するとその頑張りに応じた結果が報酬として還元されるのがこのビジネスの醍醐味なんです。[/chat]

 

こういったテイストで話をしておいてあげると、フライングして友達に断られるという行動を抑止出来ます。
フライングする方って結構いらっしゃいます。
サインナップしてもらう事も大事ですけど、結果の出るネットワーカーはデビュー後の結果を前段階から意識して行動をしています。
だから組織で結果が出るんです。
私もこれは過去痛感しました。
自分はいくつも直系を出せるけど、皆結果が出ない。
これは自分のプロデュース力が足りなかったんですね。

「あなたが成功を目指すと夢泥棒が現れる」なんて話を交えたい所ですが、トーク例に書き出すと膨大なテキスト料になるので、また別の機会に致します。

商品に結構お金がかかるよね。凄い魅力的だけど、不安だな。

サインナップ直前です。
ビジネスに確信をもったその後ですね。
最後にお金というハードルが出てきます。

これは事前に「商品のT-upがどれだけ出来ているか」によって異なります。
「これ欲しい!」って思ってる人だったら、ビジネスに確信する事で、その商品を購入する動機が出来たわけですから、比較的スムーズの乗り越えられるハードルです。
とはいえ、まとまった金額を消費する際は、誰しもプレッシャーを受けますよね。

ではあなたからのトーク例です。

[chat face=”man1″ name=”” align=”left” style=”type1″]ビジネスもそうなんだけど、〇〇さん(Cさん)が気になった商品って何?私はビジネスの話聞く前に既に〇〇が欲しい!って言ってたんですよね。[/chat]

 

こんな振り程度でいいでしょう。
あまり売り気が出てもいけませんからね。
このくらいでAさんにバトンタッチです。
AさんはCさんが口にした商品に対しての適切な説明スキルを持っているはずですから。
ここは商品ごとの説明ですから、例も何もないんですけど、あえて書くなら以下の様な認識を入れておいてあげると、その後の運びがスムーズかと思います。

ここからはAさんのトーク例です。

[chat face=”man2″ name=”” align=”right” style=”type1″]商品はご自身が興味を持ったところから触れていけばいいと思います。
〇〇さん(Cさん)が〇〇(商品)に興味を持ったように、人それぞれ持っている悩みや価値観は違います。自分が興味を持っているものから触れて学んでいくのが一番効率がよいんです。その商品について語らせると誰にも負けない!ってなればすごい武器になりますよ。
ビジネス的観点でいうと、これが起業の際に必要な商売るツールになります。
カフェを始めるにしても、不動産、設備、材料なんかを購入する必要がありますよね。
このビジネスでも当然仕事をするツールは必要です。
だって何も持たずにお金儲けの話を口コミしたら、それこそ「ねずみ講」になりますからね。
でもお店は潰れたら残った設備は生活に使えないものがほとんですから、投資的要素が大きいですけど、商品は使って綺麗になれますからね。全然投資ってほどのハードルはないんですけど、気軽に始められるからこそ、勘違いしてしまう方は結構いらっしゃるんです。
これから結果を出して人生変えていくスタートですから、自分が一番興味のあるものから、絶対この発想が一番効率的です。[/chat]

 

少々長くなりましたが、こういったマインド面も添えてプッシュしてあげると効果的です。どうですか、イメージ出来ましたか。

他にも挙げると切りがありませんが、Cさんが陥る心理状態を想定して、それに対してどう対処していくべきかを用意しておきましょう。

  • 要は人を誘って自分の組織を増やしていけばいいんですよね。
  • Aさんは凄そうだけど、Bさんはうまく行ってるのだろうか。
  • 前に聞いた話に似てるな。。
  • 私ローン通らないかも。。。
  • 〇〇さんの相談してみようかな。
  • 一度ネットで調べてみよう。

自分が思っているビジネスの魅力を一方的に並べて説明されても相手には刺さりません。
B-Pushで一番重要なのはこの点です。
この点を理解出来ていれば、どの様なネガティブに対しても切り替えせるロジックを持てるはずです。

何だか書いていて熱くなってしまいました。
ちょっと長すぎますし、これが本当に基礎編かどうか怪しくなってきました。。。
ちょっと踏みんだ解説をしすぎた感がありますが、まあこれもこのサイトの味って事で書き直しはしません。これからもドンドンこういったノリでアップしていきますので、日々の活動頑張って下さい。

次回は「ネットワークビジネスの基礎(7)フォローアップ」について解説してきますので、そちらも参考にしてみて下さい。