前回の「ネットワークビジネスの基礎(6)B-Push」に続き、今回は「ネットワークビジネスの基礎(7)フォローアップ」について触れていきたいと思います。
今回のフォローアップは最後の詰めとなります。
アポを取り、ABCも終え、B-Pushもバッチリ。
もちろんABCやB-Pushの段階でサインナップ済みのケースも多いでしょう。
ただし、そうでない場合Cさんの熱はどんどん冷めていきます。
要するに、「鉄は熱いうちに打て」という事です。
詰めの甘さが命取りとなります。
やはり結果を出される方はこのあたりの段取りを心得ています。
では、どのようにフォローしていけばいいのかを解説していきたいと思います。
フォローアップとは
実はこのフォローアップ。
順序的に目立たないのでフォーカスされにくいのですが、ものすごく重要で深い項目なんですよね。ですから、まずはフォローアップのイメージを掴みやすくする為に、フォローアップを定義化したいと思います。
ABCした後、その日にB-Pushが入るかと思います。
ここでは「この日の翌日、または3日以内にアポを取り、相手の不安を払拭してあげる事」をフォローアップの定義と致します。
フォローアップの重要性を理解しましょう
あなたもネットワークビジネスを始めた際に多少なりとも不安を覚えたはずです。そりゃあそうですよね。Cさんにはいろんな不安があります。
- 誘った友達はやってくれるだろうか
- 結構お金がかかるよね
- ローンは怖いな
- 皆に断られたらどうしよう
- 私騙されてないよね?
- 本当にネズミ講とは違うんだよね
まあ、挙げると切りがありませんね(笑)
こういったネガティブを払拭してくれるのは誰でしょうか。
それは経験者の声です。
- 自分も最初はこう感じたけど、これこれこうでこうなった。
- このビジネスは一人でやるビジネスではない事を伝える
- 「Aさんがバシバシ決めてしまうので、助けられてばかりだ」とT-upをかける
- 何の為にこのビジネスを頑張っているのかをリマインドする
まあ、やれる事は沢山あります。
このあたりはCさんがどんな人で何に響く人で、夢は何か。また、現在の収入や悩みなど、様々なプロファイルによってベストアンサーが分かれますから、イメージとしてみて下さい。
ただ、大体の方は根本同じです。
あなただってそうなはずです。
行動を始められた人は、その時点で半分成功してるんです。
- 人の心理は大体以下のような流れではないでしょうか。
- 今より良くなりたいと思っている。
- ただし手段が分からない。
- このままでは将来良くなる見通しが立たない。
- 成功者を見て可能性を見出す。
- 自分にもその結果を再現できるか考える。
- 不安になる。
- やるかやらないか考える。
- 考えてばかりいると疲れてくる。
- 考えるのをやめる。
- やらない理由を探し始める。
- 成功しない。(変わらない。)
どうでしょう。
だからこそ、行動出来ているあなたは半分成功したようなものです。
あとは継続する才能があるかどうかだけです。
では話に入っていきますね。
上記の心理の流れを理解し、7番あたりから熱が冷めていく事がわかりますよね。ここでフォローアップする事が重要なんです。
これさえ、わかってしまえば難しく考える必要はありません。
もう一度言います。
何故フォローアップが必要かを理解すれば、本質が見えます。
フォローアップはサインナップがゴールではない
私の悪い癖ですが、基礎編と言っているにも関わらず、中級、上級に関わる
ないように触れてしまうんですよね。
今後も同じ表現を使ってしまうかもれませんが、ご容赦ください(笑)
今回解説してきたフォローアップですが、これはサインナップさせる為だけにあるアクションではないんですよね。うまくいかない方で結構多いんですけど、サインナップしたら勝った!みたいな感じになる方はいます。
友人、知人とはいえ、これはいただけません。
想像してみて下さい。
あなたがショップで商品を購入したとします。
でも、その後のアフターケアが最悪だったらそうでしょうか。
売るときは笑顔で、買った後は知らん顔。
そりゃあクーリングオフもしたくなります(笑)
要するに組織を大きくしていける人というのは、やる前以上にやった後からが勝負だと心得ているんですよね。
この先結果が出ない時もあるでしょう。
そんなところに追い打ちで不幸が襲ってくる事もあるでしょう。
そういったメンバーは活動をやめ、セミナーにも来なくなるわけです。
もうわかりますよね。
せっかくサインナップしたのにビジネスを止めてしまうわけです。
するとそういう方は「ネットワークビジネスは危険だ」と悪い口コミをするようになります。
理解する前に「お金」と「仲間」と「時間」を失ったと思い込んでいるわけですから。
不思議だと思いませんか。
やった理由が、やらない理由になるんですから。
だからこそ、今後もCさんが稼げるようになるまでフォローし続けてあげましょう。これはあなたが現在稼いでいなくてもですよね。
あなたがいつも笑顔で元気で目指している姿勢を保てれば、言葉は必要ありません。
それを見てCさんはあなたに対し、潜在的なリスペクトを覚えていきます。
つまりあなたにT-upがかかっていくという事です。
Cさんの視界が曇っていたら、あなたが払拭してあげるんです。
セミナーに誘ったり、Cさんが尊敬しているAさんに頼んでつないだり、一緒にアップラインが映った達成旅行の映像などを一緒に見て夢を膨らませたり。
やれる事は沢山ありますが、迷ったらAさんに相談してみましょう。
きっと「こうしたらいいんじゃない」とアドバイスをくれるはずです。
私も昔はよく言われました。
「ビジネスを忘れて、とにかく〇〇さんと遊んできてごらん」ってね。
不思議とうまく物事が進み始めるから面白いです。
フォローアップはCさんの為にサポートしてあげる事だと理解して、爽やかに接してあげてください。
きっとうまくいきますから。
次回は「ネットワークビジネスの基礎(8)報連相」について解説してきますので、そちらも参考にしてみて下さい。